AGAの定義と、治療の基本的な考え方

AGAの定義

AGAとは

AGAは「Androgenetic Alopecia」を略した言葉で、「男性型脱毛症」とも呼ばれている、成人男性に多く見られる症状です。

主に、こめかみを中心に抜け毛が進行して、生え際が後退する事で「M字」の形に禿げてしまったり、頭頂部の抜け毛や薄毛が進行する症状を指します。

思春期以降の男性に多い症状で、全国にはAGAの男性が1200万人以上も存在すると、言われています。

実に3人に1人という割合で、AGAの症状を抱えているんです。

また、薄毛の症状で悩んでいる男性は、その9割はAGAが原因によるものと、考えられています。

そして近年では、女性にもAGAの発症が増えており、一説にはその数が600万人と、10人に一人の女性がAGAだと推測されています。

女性がAGAになると、生え際の毛に変化がみられず、男性より抜け毛も少ないのですが、頭部全体で薄毛が進行するなど、男性とは違うパターンの症状が現れます。

このように、女性に見られるAGAは「FAGA(Female AGA)」、日本語で「女性男性型脱毛用」と呼ばれています。

AGAの原因と、症状の特徴

AGAの原因は、偏った食事や不規則な生活などの環境要因よりも、遺伝子による影響が大きいと、考えられています。

それは、AGAに関連した遺伝子が、母方の祖父母や父親から受け継がれる為なんです。

そして、AGAを発症すると薄毛や抜け毛が進行する理由は、AGAがヘアサイクルを乱す為と考えられています。

髪の毛は「成長期」「退行期」「休止期」というヘアサイクルを繰り返すのですが、AGAを発症すると成長期が短くなるので、髪の毛が充分に育たないんです。

細く短い状態のまま、髪の毛の成長が止まって、薄毛になったり髪の毛が抜け落ちたりするんです。

また、AGAは年々進行していく症状であり、その発症時期や抜け毛と薄毛の進行速度には、個人差があります。

短期間で急速に、抜け毛や薄毛が進行するケースは少ないですが、その症状は確実に進行していきます。

さらに、AGAの進行速度は一定ではありません

AGAの進行速度に関して行われたある調査では、AGAの男性の頭髪が5年間でおよそ30%失われて、抜け毛の本数は最初の3年間よりも、あとの2年間の方が多かったんです。

つまり、抜け毛の進行速度が、徐々に早まっていったんです。

その為、AGAは早期に治療するほど、失われる髪の毛の本数が少なく、治療に必要な期間や治療費も抑えられると、考えられています。

AGA治療の、基本的な考え方

有効な治療薬

AGA治療に有効とされる治療薬は主に2つあり、それが「プロペシア」と「ミノキシジル」です。

プロペシアには、AGAによる薄毛や抜け毛の進行を、抑える効果があります。

そして、ミノキシジルには血管を拡張して、頭部の血行を促進する事で、毛根を刺激して発毛を促す効果があるんです。

つまり、プロペシアによってAGAの進行を抑えて、ミノキシジルによって失われた髪の毛を取り戻すという形で、2つの治療薬を併用して、AGA治療を行う事が一般的です。

2つとも体質を変えて、AGAを治療するものであり、その効果が現れ始めるまでには、数ヶ月から半年程度かかり、AGA治療を終えるまでには、長い期間が必要です。

また、副作用が現れる場合もあり、プロペシアに関しては、女性の使用が禁止されています。

AGA治療専門のクリニックや、病院での治療

AGA治療専門のクリニックや病院で、ミノキシジルなどのAGA治療薬を処方してもらう場合、症状や健康状態に合わせて、最適な濃度で処方してもらえるので、副作用の心配が少なくて安全です。

また、費用は高額ですが「育毛メソセラピー」を行う事で、副作用のリスクをさらに減らす事が出来ます。

育毛メソセラピーとは、注射やレーザーなどを使って、頭皮に直接ミノキシジルやプロペシアなどの、AGA治療薬を注入する治療方法です。

経口薬と違って、治療薬が全身に浸透しないので、副作用が起きる可能性が小さくて安全です。

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